NHK文化センター盛岡教室尺八基礎講座開講10周年記念発表会を開催


平成29年4月1日(土)の16時30分から岩手県盛岡市の百貨店のカワトク様の近くのNHK文化センターにおいて、尺八基礎講座開講10周年記念発表会が、受講生・OB・講師並びに盛岡竹友普門の会有志12名が参集し、開催されました。

発表曲は、「越天楽、金剛石、雨降りお月、ふるさと、荒城の月、椿咲く村、六段の調」の7曲でしたが、尺八の幽玄な音色がNHK文化センター内に響き渡りました。

ご臨席をいただいたNHK文化センター丹支社長からは、ご祝辞をいただきましたが、尺八のルーツについてのお話があり、仏教の法器(鈴・鐘・木魚等)として用いられ、祈りにも通じる楽器として社会を変える力を持っているとのことでした。

尺八は、鎌倉時代から受け継がれてきた日本古来の楽器で、「吹くもの知らず、聴くもの悲し」と言われるごとく、幽玄な音色には他の楽器の追随を許さない普化禅に根差した格調高く、精神修養も兼ね備えた「日本の心」ともいわれる所以でもあります。

この尺八教室は、平成19年4月から玉山竹乗師範が当時のNHK文化センター中村支社長のお力添えにより開講されました。その間、多くのOBが県内はもとより、山形県、宮城県、神奈川県等でも活躍しており、20名ほどの尺八愛好者育成と尺八普及に貢献してきました。

この度の10周年記念発表会を契機として、尺八のすばらしさを後世に伝え、理解者の輪を広げられるよう出席者全員で、決意を新たにいたしました。

これからもNHK文化センター尺八基礎講座を15年、20年と長く続けれるように精進いたします。

今後とも宜しくお願いいたします。


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